exnessには、同一アカウントで複数の口座を保有できる「追加口座」というシステムがあります。
ですが、「そもそも追加口座を開設する必要性がわからない」、「追加口座を作りたいけど、開設方法や注意点があれば知りたい」という方も多いと思います。
この記事ではexnessで追加口座を作ることのメリット、追加口座の開設方法、複数口座を運用する上での注意点などをわかりやすく解説します。
exness(エクスネス)で追加口座を開設する方法
exnessで追加口座を開設する手順は以下の通りです。
1. exnessマイページにログインする
exness公式サイトから、マイページにログインします。
メールアドレスとパスワードを入力して、「続行」ボタンをタップします。
2. 新規口座開設ボタンをタップする
ログインするとマイアカウントのページが表示されるので、画面右上の「新規口座開設」ボタンをタップしましょう。
3. 口座タイプを選ぶ
exnessで利用できる5種類の口座タイプが一覧で表示されます。
開設したい口座タイプを選び、「本取引口座開設」のボタンをタップしましょう。
4. 口座のスペックを選ぶ
続いて、口座の詳細を選ぶ画面が表示されます。
以下を参考にそれぞれ選択(入力)を行います。
項目 | 説明 |
口座タイプ | 実際にトレードする場合は「本取引口座」を選択 |
取引プラットフォーム | 「MT4」または「MT5」を選択 |
最大レバレッジ | 「2倍」〜「無制限」から選択 |
通貨 | 証拠金や入出金で利用する通貨を選択 |
口座ニックネーム | 判別しやすいように任意の文字列を入力 |
口座パスワード | 英大文字・小文字・数字の3種類を使い、8〜15文字の口座パスワードを設定 |
選択が完了したら「口座開設」をタップしましょう。

これで追加口座の開設は完了です。
exness(エクスネス)で追加口座を開設するメリット
exnessで追加口座を開設するメリットは次のとおりです。
複数の口座を1アカウントですべて管理できる
exnessでは、1アカウントにつき最大200個(MT4とMT5でそれぞれ100口座づつ)まで追加口座を開設できます。
追加で開設した口座はすべて同じアカウントで管理できます。
XMなど他の海外FX業者では最大でも8つまでしか口座を作ることはできません。
マイページにログインすれば、入出金や資金移動などはアカウントを切り替えなくても行えます。

200個も口座を開設できて、一元管理できるのは他社にはないメリットと言えるでしょう。
基本通貨を使い分けられる
exnessでは日本円・米ドル・ユーロなどの主要法定通貨を含む、計45カ国の通貨から基本通貨を選択できます。
基本通貨は後から変更できません。
しかし、追加口座を作れば口座ごとに基本通貨を決められるため、異なる基本通貨を使い分けることができます。
口座タイプを使い分けられる
exnessには、「スタンダード口座」「スタンダードセント口座」「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」「プロ口座」の5つの口座タイプがあります。
この口座タイプは口座開設時にユーザー自身で選択できますが、後から変更はできません。
ですが、追加口座を開設すれば既存口座とは異なる口座タイプを利用できます。
レバレッジの使い分け、比較ができる
exnessでは口座開設後でもレバレッジの変更は可能ですが、レバレッジを使い分けたいときに、都度変更するのは手間です。
そういう時は追加口座を開設すれば、口座ごとにレバレッジの使い分けが可能になります。
例えば、「A口座はレバレッジ2,000倍でスキャルピング」、「B口座はレバレッジ100倍でスイングトレード」というように使い分けた方が管理は楽です。
ロット数制限を回避できる
Exnessのロット数制限は、1口座あたりの制限です。
つまり、複数の口座を開設していれば、口座の数×200ロットのポジションを持つことができます。
もし上限ロット以上のポジションを持ちたい場合は、追加口座の開設をおすすめします。
トレード手法、取引銘柄を変えて比較ができる
現在行っているトレード手法とは異なる手法を試してみたい時に、追加口座を開設すれば各口座で手法を試すことができます。
「A口座(スタンダード口座)ではスイング」、「B口座(プロ口座)ではスキャルピング」でトレードするなどです。
また、取引銘柄の使い分けについても同様です。
「A口座(スタンダード口座)では株式指数」、「B口座(プロ口座)では為替」などといった形で使い分けることができます。
複数口座に資金を分散させることでリスク軽減できる
Exnessでは、証拠金維持率が0%になったタイミングで強制ロスカットが執行されます。
1つの口座にトレード資金をすべて預けている状態で強制ロスカットにあったら、その後トレードができなくなります。
そういった事態を避けるためにも、トレード資金を複数の口座に分散させておくことは一つのリスク軽減方法です。
もちろん、きちんと損切りをして適正ロットでトレードすれば、そういったリスクをコントロールできます。
ですが、そもそも口座を分けておくのも有効な手段です。
Exness(エクスネス)で追加口座・複数口座を運用するときの注意点
exnessで追加口座を開設して、複数口座を運用するときに知っておくべき注意点を紹介していきます。
追加口座(複数口座)の上限数は200口座である
exnessでは1アカウントあたり、最大200口座まで開設が可能です。
MT4・MT5それぞれで100口座ずつの合計200口座です。
さらにデモ口座でも同様に、MT4・MT5それぞれで100口座ずつ開設できます。
各口座ごとにレバレッジや口座タイプも変更できるので、柔軟なトレードが実現できます。
追加口座ごとにMT5のログイン情報が異なる
Exnessでは口座ごとにMT5のログイン情報が異なります。
MT5でトレードをする際に、作成した口座ごとに「ログインID」と「パスワード」の入力が必要です。
ログインIDは、Exnessのマイページからも確認できます。
追加口座の削除はできない(アーカイブは可能)
追加口座を作った後に、「利用しないので削除したい」ということがあるかと思います。
ただし、exnessでは追加口座の削除はできないので、利用しない場合はアーカイブする(休眠口座にする)ことになります。
口座のアーカイブはマイページ上で操作することで可能です。
複数口座間での両建ては規約違反ではない
Exnessでは複数口座間での両建てが可能です。
一般的に海外FX業者では、同一口座内・同一通貨ペアの両建て以外は禁止しています。
しかし、Exnessでは両建てに関するルールがほとんどありません。
追加口座を開設して、複数口座間で両建てをしても、規約違反にはなりません。
exnessの追加口座(複数口座)についてよくある質問
Exnessでは1アカウントで追加口座を何個作成できますか?
Exnessでは、1アカウントにつき最大で200口座(MT4で100口座+MT5で100口座)まで作成できます。
Exnessでは追加口座を開設するたびに本人確認書類の提出が必要ですか?
いいえ、Exnessへの本人確認書類の提出は最初の一度だけで問題ありません。
そのため、追加口座を開設しても本人確認書類の提出は不要です。
Exnessは複数アカウントを作成することはできますか?
はい、異なるメールアドレスを利用すれば複数アカウント作成することができます。
Exnessでは複数口座間での両建てが禁止されていますか?
いいえ、Exnessでは複数口座間の両建てが禁止されていません。
Exnessではポジションを保有している状態で他口座に資金移動できますか?
はい、Exnessではポジションを保有している状態で他口座に資金移動できます。
Exnessは追加口座を削除することはできますか?
いいえ、追加口座を削除することはできません。
ただし、Exnessのマイページで追加口座をアーカイブ(=非表示化)させることは可能です。
Exnessは追加口座をタリタリ(TariTali)経由で作成できますか?
はい、Exnessでは追加口座をタリタリ(TariTali)経由で作成できます。
Exness(エクスネス)の追加口座(複数口座)のまとめ
Exnessでの追加口座の開設方法、そして複数口座を運用する上での注意点について解説しました。
追加口座を開設して、複数口座を運用することでトレードに幅を持たせることができます。
Exnessの追加口座はすぐに開設できるので、メインの口座しか持っていない方はこの際にもう一つ口座を持っておくことを検討してみましょう。
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