2024年10月にFintokeiから2024年11月4日からのプラン価格の改定と今後のアップデートについてのお知らせが届きました。
この記事では以下のことについて解説します。
一見すれば改悪?ですが、追加されるアップデートを含めて考慮すれば、他社のプロップファームとの差別化が明確にさせた、といってもいいかもしれません。
Fitnokeiの新価格は2024年11月4日(月)より適用されます。値上げ前にプランを買い溜めしておきましょう。
Fintokei🟣公式サイトFintokeプラン価格改定の3つの要因
2024年10月にFintokei🟣公式サイトからプラン価格改定と今後のアップデートについてメールが送られてきました。
プロップファーム解体新書による憶測ではありますが、フィントケイの値上げの要因は以下の3つが考えられます。
一部のトレーダーによるギャンブルトレードでの高額出金に悩まされていたため
FIntokeiでは、ギャンブルトレードを規制しています。
禁止されているギャンブル行為は、以下のものを指します。
・計画性のない過剰なレバレッジ掛けや、過剰に大きい数量の注文を行うこと
・一方的で偏った賭け行為
・過剰にプランを購入したり、複数口座を跨いで両建てを行ったり、計画性のない取引を積極的に行うこと
・1回の取引(または同日中に同じ銘柄に対する類似した複数の取引)で利益目標を達成すること
…中略…
すべての取引口座の内容を定期的にモニタリングしています。上記のような行動が一つまたは複数見られた場合、個別に必要に応じて取引口座に制限や制限ルールを適用する権利を留保します。
引用元:Fintokei公式サイトFAQ:禁止されているギャンブル行為
今回の値上げを含めたアップデートはギャンブルトレードに対する牽制の意味を含まれているでしょう。
日本でのプロップファームとしてのパイオニアとして次のステップへ進むため
Fintokeiが日本のマーケットに参入してから2年が経過しましたが、日本におけるプロップファーム業界はまだ黎明期であり、新規参入は現状でもFundedNextやPipFarm、SuperFundedなど3社しかありません。
🔗SuperFundedの口コミ評判
🔗PipFarmの口コミ評判
🔗SuperFundedの口コミ評判
未だにFintokeiは一強であり、その立場は強固なものとなっています。だからこそ、FIntokeiはこれから金融教育という側面を強化して、長く継続的に利益を上げられるトレーダーの育成を目指すために舵を切るという意味での値上げなのではないでしょうか。
今後は金融教育という観点から某大学の経済学部と提携する可能性を模索しているそうよ。
他者との価格競争には参加しない意思表示
プロップファームに限らず、どの業界でもそうですが、衰退していく要因として「価格競争」が挙げられます。
2024年も多くのプロップファームが倒産していきましたが、その多くが価格競争に参加したことが要因です。
当サイトでも掲載しているAscendx Capitalなどは高い割引率のクーポンを多く発行する、かつ一部のトレーダーによるギャンブルトレードでの高額出金によって倒産の危機がありました。
🔗【非推奨】Quant Tekel(Ascendx Capital)の口コミ評判
Fintokeiは日本でも、世界でも順調に顧客も伸ばしています。
Fintokeiは、価格競争に参加せずとも経営していける目処がついたとも言えるでしょう。
それだけ日本に特化したプロップファームとしての信頼と実績があるってことね。
ちなみに、FundedNextも今後は値引きクーポンを発行することはないと宣言しています。入り口を狭く、出口を広くしている形を採用しています。
プラン料金の安さなら、PipFarmがおすすめです。
Fintokeiの値上げ後の価格
今回Fintokeiで値上げが実施されるのはチャレンジプランの「パール」「サファイヤ」「トパーズ」「エメラルド」です。
チャレンジプラン名 | 11月4日以前の価格 | 11月4日以降の価格 |
値上げ幅
|
クリスタル(初期資本額200万円) | 21,800円 | 21,800円 | 値上げなし |
パール(初期資本額500万円) | 36,800円 | 39,800円 | 3,000円 |
ルビー(初期資本額1000万円) | 69,800円 | 69,800円 | 値上げなし |
サファイヤ(初期資本額2000万円) | 99,800円 | 108,800円 | 9,000円 |
トパーズ(初期資本額3500万円) | 173,800円 | 199,800円 | 26,000円 |
エメラルド(初期資本額5000万円) | 239,800円 | 298,800円 | 59,000円 |
クリスタルとルビープランは据え置きとなったので、今のところこの2つを選択することが増えそうね。
10%OFFクーポン適用時のフィントケイのプラン価格
10%OFFクーポン「FINTO10KEI」は常設であるため、実質値上げ金額は以下の通りです。
チャレンジプラン名 | 11/4以前の価格 (10%OFF) |
11/4以降の価格(10%OFF) | 値上げ幅 |
クリスタル(初期資本額200万円) | 19,620円 | 19,620円 | 値上げなし |
パール(初期資本額500万円) | 33,120円 | 35,820円 | 2,700円 |
ルビー(初期資本額1000万円) | 62,820円 | 62,820円 | 値上げなし |
サファイヤ(初期資本額2000万円) | 89,820円 | 97,920円 | 8,100円 |
トパーズ(初期資本額3500万円) | 156,420円 | 179,820円 | 23,400円 |
エメラルド(初期資本額5000万円) | 215,820円 | 268,920円 | 53,100円 |
20%OFFクーポン適用時のフィントケイのプラン価格
20%OFFクーポンは2ヶ月に1回などのペースで配布されているレアクーポンです。
チャレンジプラン名 | 11/4以前の価格 (20%OFF) |
11/4以降の価格(20%OFF) | 値上げ幅 |
クリスタル(初期資本額200万円) | 17,440円 | 17,440円 | 値上げなし |
パール(初期資本額500万円) | 29.440円 | 31,840円 | 2,400円 |
ルビー(初期資本額1000万円) | 55,840円 | 55,840円 | 値上げなし |
サファイヤ(初期資本額2000万円) | 79,840円 | 87,040円 | 7,200円 |
トパーズ(初期資本額3500万円) | 139,040円 | 159,840円 | 20,800円 |
エメラルド(初期資本額5000万円) | 191,840円 | 239,040円 | 47,200円 |
今回の値上げで最も影響を受けたのはエメラルドプランでした。
現時点では変更価格は不明ですが、その他の通貨(USD、EUR、CZK通貨)のチャレンジプラン(ProTrader)も価格変更とのこと。
日本円プランの発表を優先した点は、Fintokeiからの日本人トレーダーを優遇しているからね、というポジティブなメッセージね。そこは好感が持てるわ。
フィントケイUSD口座の値上げ幅
Fintokeiのドル建てチャレンジプランの現在と11月4日以降のプラン比較は以下の通りです。
初期資本額 | 現在価格 | 11/4以降(10%OFF) |
今回の値上げ金額
|
10,000ドル | 99ドル | 99ドル | 値上げなし |
20,000ドル | 149ドル | 159ドル | 10ドル |
50,000ドル | 299ドル | 319ドル | 20ドル |
100,000ドル | 499ドル | 529ドル | 30ドル |
200,000ドル | 999ドル | 1,149ドル | 150ドル |
400,000ドル | 1,999ドル | 2,399ドル | 400ドル |
日本円のチャレンジプランと異なり、10Kドルプラン以外はすべて値上げとなりました。
値上げされないFintokeiのプラン
今回の価格改定では、以下については値上げがありません。
ただ、今後もギャンブルトレーダーが増える一方では、再度Fintokei側も値上げを検討する可能性も残されています。
Fintokeiが望む「長期的に安定した利益を稼ぐことができるトレーダーの育成」にそぐわないトレードをしていると自覚のある方は、他のプロップファームを利用した方が良いかもしれませんね。
11月4日以降でもサファイヤプランが最もコスパが良い
Fintokeiの価格改定ではクリスタル・ルビープランは値上げがありませんでしたが、コスパ的にはどのプランが最も優れているのか気になったので調べてみました。
以前は、支払う金額/初期資本額の大きさで見るとサファイアプランが最もお得なプランでしたね。
11月4以降のプラン価格で10%OFFクーポン「FINTO10KEI」を適用した場合の「支払う金額/初期資本額の大きさ」を示す表です。
チャレンジプラン名 | ①支払い金額 | ②初期資本額 |
②の金額/①の金額
|
クリスタル(初期資本額200万円) | 19,620円 | 200万円 | 101.9 |
パール(初期資本額500万円) | 35,820円 | 500万円 | 139.6 |
ルビー(初期資本額1000万円) | 62,820円 | 1,000万円 | 159.2 |
サファイヤ(初期資本額2000万円) | 97,920円 | 2,000万円 | 204.2 |
トパーズ(初期資本額3500万円) | 179,820円 | 3,500万円 | 194.6 |
エメラルド(初期資本額5000万円) | 268,920円 | 5,000万円 | 185.9 |
コスパ的には結局のところ、サファイヤプランが圧勝という結果になりました。
Fintokeiのアロケーション(保有できる最大の初期資本額の総計)は、プロトレーダーアカウントで6000万円です。
①サファイアプラン×3にかかる金額
97,920円×3=293,760円
②トパーズプラン×1、サファイアプラン×1、パールプラン×1にかかる金額
179,820円+97,920円+35,820円=313,560円
③ルビープラン×6にかかる金額
62,820円×6つ=376,920円
以上からやっぱりFintokeiではサファイヤプランを購入するのが最もコスパの良い選択ということがわかりました。
実際に、Xでも勘の良いトレーダーは気づいているようです。
Fintokei高額プラン値上げか〜
これだとサファイア複数買い一択? pic.twitter.com/BotiEgE6Mn— あやぴ🧚 / ayapi (@ayapi_0707) October 30, 2024
当分はエメラルドプランを購入するのはお勧めできませんね。
Fintokeiの今後のアップデートに関して
Fintokeiでは今回の価格変更にあわせて、いくつかのアップデートが随時行われる予定となっています。
①安定して取引を行うトレーダーに対する最大報酬の引き上げ
アップデートのひとつとして、「安定して取引を行うトレーダーに対する最大報酬の引き上げ」が予定されています。
直接お話しした話では、出金回数によって利益分配率が高くなる仕組みを模索しているということでした。
このアップデートに関してはFintokeiの方針である「長期的に安定して利益を上げられるトレーダーの育成」に従ったアップデートになりそうですね。
②日本国内で利用可能な支払い方法の追加
2つ目のアップデートとして、「日本国内で利用可能な支払い方法の追加」が予定されています。
現時点ではクレジットカード/デビットカード/仮想通貨での支払いのみとなっています。おそらくアップデートでは「国内銀行振込」での支払い方法が追加されるでしょう。
今後は、出金だけでなく入金においても日本にローカライズして、より安心して利便性の高いサービスを提供したいという意図が垣間見れますね。
そういえば、日本により根ざしたサービスの提供をしたい、とCEOデイビッドさんは語っておられました
③トレードプラットフォームの追加
3つ目のアップデートとして、「トレードプラットフォームの追加」が予定されています。
現在は、MT4/MT5/cTraderのプラットフォームから選択できます。
今後は上記以外のトレードプラットフォームが実装される予定です。それが「TradeLocker」「DXtrade」なのかはたまた他のトレードプラットフォームなのかはまだわかりません。
より自分のトレードスタイルに合ったプラットフォームを用意してくれるのは嬉しいですが、すでに事足りている方にとってはがっかりかもしれませんね。
④その他嬉しい機能
こちらに関しては、未だ検討中ということなので、情報が明らかになり次第、こちらの記事に追記する形でお知らせしたいと思います。
Fintokeiの値上げに対するXでの反応
Fintokeiの価格改定
最高額プランのエメラルド
23万9,800円 → 29万8,800円 ほか個人的には突然サービス終了されたり、裏でチャート弄られるよりは、値上げしてくれた方が健全で良い🙆♂️
— いれば@Fintokei FX (@ireba_dan) October 30, 2024
Fintokeiの値上げビックリしたけど、
機能の追加で嬉しい機能って何?笑
具体的な機能追加に期待したい😇
個人的にはスプレッドや注文の滑りをどうにかして欲しい。。。 pic.twitter.com/4TqrYtww4T— ジンジャーボーイ@入金力投資系アカ (@jtkabu) October 30, 2024
Fintokeiの価格改定さ、
値上げ後の価格は具体的に通達するのにそれの対価の最大報酬額とかその他の嬉しい機能は具体的に同時に通達しないのね笑別に値上げ額はさほどのものじゃないからいいんだけど
対顧客への対応としておかしくないかい?笑— ぽちゃす (@MQL2797) October 30, 2024
Fintokeiの値上げ|まとめ
今回のFintokeiの値上げに対するトレーダーの反応はさまざまでしたが、トパーズやエメラルドプランを選ぶトレーダーはそこまで多くないので、ユーザーが離れるほどのトピックではないであろうと予測しています。
むしろサービスの充実によって、より利便性が高く、日本人トレーダーが安心して利用できるプロップファームになるのではないでしょうか。
今後もFintokeiの動向に注目です。追加情報があれば追記していきます。