2025年12月1日、プロップファーム業界に激震が走りました。
業界最大手のFTMOが、老舗ブローカーOANDAの買収を正式に完了したのです。

えっ!?プロップファームがブローカーを買収するって、普通は逆じゃないですか?

そうなのです。この買収は単なるM&Aではなく、プロップファーム業界全体の転換点となる可能性があるんですね。今日はその意味を詳しく解説していきましょう。
1. FTMO×OANDA買収の詳細
📢 買収の概要
- 買収完了日:2025年12月1日
- 買収元:CVC Asia Fund IV(2018年からOANDAを保有)
- 規制承認:5つの規制当局から承認取得(約8ヶ月)
- 買収金額:非公開
- アドバイザー:J.P. Morgan(財務)、Latham & Watkins(法務)
OANDAとは?
OANDAは1996年設立の老舗ブローカーで、世界8ヵ国で金融ライセンスを保有しています。日本では「OANDA証券」として金融庁の認可を受けて営業しており、OANDA Prop Traderというプロップファームサービスも展開しています(※日本居住者は利用不可)。
| 拠点 | 規制当局 |
|---|---|
| アメリカ | CFTC / NFA |
| イギリス | FCA |
| シンガポール | MAS |
| オーストラリア | ASIC |
| 日本 | 金融庁(OANDA証券) |
| カナダ | IIROC |
| ポーランド | KNF |
| 英領バージン諸島 | FSC |
FTMOのビジョン
FTMO創業者のOtakar Šuffner CEOは、買収の目的をこう語っています。
💬 CEOコメント
「私たちは引き続きコアビジネスであるモダンプロップトレーディングに注力します。長期的な計画は、あらゆるレベルのトレーダーにサービスを提供するトレーディングパワーハウスを構築すること。8つの主要市場でライセンスを持つOANDAは、このビジョンに最適なパートナーです」

ポイントは「OANDAを独立した事業体として維持する」という発言ですね。つまり、FTMOとOANDAは別ブランドとして運営し続けるということなのです。
2. なぜFTMOはブローカーを買ったのか?

プロップファームがブローカーを買収するって、プロップの方が儲かってるってことですか?

単純に「プロップ>ブローカー」とは言えないのですね。むしろ「プロップだけでは限界がある」ことの証明とも言えるのです。
プロップファームの課題
- 規制リスク:多くの国で法的位置づけが曖昧(グレーゾーン)
- 持続性の問題:チャレンジ費用は「一回限りの収入」
- 顧客生涯価値(LTV)が低い:多くの顧客が1-2回で離脱
- 市場飽和:プロップファームが乱立し価格競争に突入
ブローカーの強み
- ライセンス:合法的に金融サービスを提供できる「鎧」
- 継続的収益:スプレッド・手数料は取引ごとに発生
- 高いLTV:顧客は何年も取引し続ける
- 流動性:自社でカバーできるインフラ
FTMOの真の狙い
【従来のFTMO】
チャレンジ費用収入 → 高利益率だが一回限り
↓
成長の限界 😢
【買収後のFTMO+OANDA】
チャレンジ購入 → 合格 → プロトレーダー
↓
(一部を)OANDAリアル口座に誘導
↓
継続的なスプレッド収入(LTV最大化)🚀

つまり、FTMOはOANDAのライセンスインフラを手に入れることで、「規制リスクから身を守る鎧」と「顧客を囲い込む仕組み」を同時に獲得したわけですね。
3. ブローカー支援型 vs 独立型プロップ
この買収により、プロップファーム業界は大きく2つの陣営に分かれつつあります。
ブローカー支援型プロップファーム一覧
| プロップファーム | 親会社/支援ブローカー | 主な規制 |
|---|---|---|
| 🫐 BlueberryFunded | Blueberry Markets | ASIC, SCB |
| 🟪 SuperFunded | EightCap | ASIC, FCA, CySEC |
| 🧬 DnaFunded | EightCap | 同上 |
| OANDA Prop Trader | OANDA | FCA, CFTC, ASIC, MAS, 金融庁等 |
| 🔴 Axi Select | Axi | FCA, ASIC, FMA |
| AtmosFunded | Taurex | FCA, DFSA |
| 🟢 ThinkCapital | ThinkMarkets | FCA, ASIC, CySEC |
| DPFunded | Doo Prime | セーシェル, モーリシャス等 |
独立型プロップファーム
| プロップファーム | 本社 | 特徴 |
|---|---|---|
| ⬛ FTMO(買収後) | チェコ | OANDAを傘下に |
| 🟣 Fintokei | チェコ | 日本市場特化 |
| 🟦 FundedNext | UAE | 規模で勝負 |
| 🟡 PipFarm | イギリス | 新興・急成長中 |
| 🟠 Fundora | – | 日本語対応 |
| 7️⃣ Funded7 | UAE | 低価格&高利益分配率 |
📢 注目の新興プロップ:Funded7とは?
独立型プロップファームの中でも、最近注目を集めているのがFunded7です。
- 低価格:$6,000口座が$59〜と業界最安クラス
- 高利益分配率:最大90%の利益分配
- 柔軟なルール:ニュース取引OK、週末保有OK
- 豊富なプラン:1ステップ・2ステップ・3ステップから選択可能
ブローカー支援型ではありませんが、コスパ重視のトレーダーにとっては魅力的な選択肢となっています。詳しくは「【2025年最新】Funded7完全ガイド|評判・ルール・出金方法を徹底解説」をご覧ください。
両者の比較
| 項目 | ブローカー支援型 | 独立型 |
|---|---|---|
| 信頼性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ 高い | ⭐⭐⭐ 運営歴次第 |
| 規制リスク | ⭐ 低い | ⭐⭐⭐⭐ 高い |
| 出金安定性 | ⭐⭐⭐⭐⭐ 高い | ⭐⭐⭐ ばらつきあり |
| 柔軟性・独自性 | ⭐⭐ 低め | ⭐⭐⭐⭐⭐ 高い |
| キャンペーン | ⭐⭐ 控えめ | ⭐⭐⭐⭐⭐ 活発 |
| 日本人利用 | ⚠️ 親会社次第でNG | ⭐⭐⭐⭐⭐ 基本OK |


4. 日本人トレーダーへの影響
⚠️ 最大の懸念点
FTMOがOANDAを買収したことで、将来的にFTMOが日本人NGになる可能性はあるのか?
OANDA Prop Traderが日本人NGな理由
OANDA Prop Traderはマルタ法人(OANDA Labs Assessment Limited)が運営していますが、親会社のOANDA Japanが日本の金融庁ライセンスを保有しているため、グループ全体としてコンプライアンス上の問題が生じます。
同一グループ内で「日本で規制される事業」と「規制外のプロップサービス」を両立させることが難しい構造なのです。
FTMOは今後どうなる?
| シナリオ | 可能性 | 理由 |
|---|---|---|
| 短期(1-2年):現状維持 | 高い | FTMOはOANDAを「独立事業体として維持」と発表。法人構造は分離される見込み |
| 中期(3-5年):不透明 | ? | FTMOが日本市場に本格参入する場合、OANDA Prop同様の制限が発生する可能性 |
| 即座にNG | 低い | チェコ企業のFTMOに日本の金融庁が直接介入する権限はない |

結論として、今すぐFTMOが使えなくなる心配は低いのですね。ただし、長期的には不確実性があるので、FintokeiやFundedNextなど複数のプロップファームに分散しておくのが賢明ですよ。
5. 業界の勢力図が変わる
今回のFTMO×OANDA買収は、プロップファーム業界の「成熟化」を象徴する出来事です。
業界トレンドの変化
📊 2020-2024年:プロップファーム黄金期
- FTMO、FundedNextなど独立型が爆発的成長
- チャレンジ費用ビジネスで高利益率
- 規制がほぼない状態で自由に展開
📊 2025年以降:成熟期・淘汰期
- ブローカーがプロップサービスに続々参入(BlueberryFunded、SuperFunded等)
- EU・米国で規制議論が加速
- 独立型は「ライセンス取得」or「ブローカー提携」を迫られる
- FTMO×OANDA型の垂直統合が増加
独立型プロップの生存戦略
| プロップファーム | 予想される対応 |
|---|---|
| 🟣 Fintokei | 日本特化で独自路線。将来的にブローカー提携 or 買収の可能性も |
| 🟦 FundedNext | 規模を活かして自社でライセンス取得を目指す可能性 |
| 🟡 PipFarm | まだ新しいため不明。成長次第でブローカー提携 |
| 7️⃣ Funded7 | 低価格路線で差別化。新興ながら急成長中 |

じゃあ、これからはブローカー支援型を選んだ方がいいってことですか?

一概には言えませんね。ブローカー支援型は安心感がある一方、独立型はキャンペーンが活発でお得に始められることも多いのです。FintokeiのクーポンやFundedNextのクーポンを活用すれば、かなりお得にチャレンジできますよ。
6. 今後の予測と選び方
タイプ別おすすめプロップファーム
🛡️ 安心重視派 → ブローカー支援型
- BlueberryFunded 🫐 :Blueberry Markets傘下、出金安定
- SuperFunded 🟪 :EightCap傘下、複数規制
- Axi Select 🔴 :老舗Axi傘下、FCA規制
💰 コスパ重視派 → 独立型
- Fintokei 🟣 :日本語対応、クーポン豊富
- FundedNext 🟦 :規模最大級、安定運営
- PipFarm 🟡 :新興だが成長中
- Funded7 7️⃣ :低価格&高利益分配率で初心者にも◎
🎯 ベストプラクティス:分散
ブローカー支援型と独立型の両方を使い分けるのが最もリスクヘッジになります。
- メイン口座:ブローカー支援型(出金の安心感)
- サブ口座:独立型(キャンペーン活用)
詳しいプロップファームの比較は「プロップファームのデモ大会」ページも参考にしてください。無料で参加できるデモ大会で、まずは腕試しするのもおすすめです。
📌 この記事のまとめ
- FTMOが2025年12月1日にOANDA買収を完了
- 買収の狙いは「規制インフラ」と「顧客囲い込み」の両取り
- 「プロップ>ブローカー」ではなく「融合」がトレンド
- ブローカー支援型(BlueberryFunded、SuperFunded等)の安心感が増す
- 日本人のFTMO利用は短期的には問題なし、長期は要注視
- リスクヘッジのため、複数のプロップファームに分散がおすすめ

プロップファーム業界は今、大きな転換点を迎えているのですね。この買収をきっかけに、業界全体が「成熟化」に向かっていくでしょう。私たちトレーダーは、常に最新情報をキャッチして賢く選んでいきましょう。

かいたい先生、今日は業界の大きなニュースについて詳しく教えてくれてありがとうございました!僕もブローカー支援型と独立型、両方使い分けてリスク分散してみます!
📝 この記事は2025年12月2日時点の情報に基づいています。最新情報は各プロップファームの公式サイトをご確認ください。
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